熱中症を予防するための対策や効果のある飲み物は?

バーベキュー場から救急車で運ばれる熱中症患者が年々増加

毎年のように、バーベキュー場で熱中症になってしまい、救急車で搬送される人が増えています。
年々、気温が上昇しているのも一つの原因ですが、お酒の飲みすぎによる脱水症状や寝不足による体調不良も熱中症を引き起こす原因となります。
楽しいバーベキューを台無しにしてしまわないように、しっかりと熱中症対策をしましょう。

熱中症にならないために。前日に気を付けること

夜更かしは危険

睡眠不足は絶対に避けましょう。
そもそも、睡眠不足のまま、バーベキューに参加しても100%楽しむことはできません。
バーベキューでは、荷物や機材を運んだり、長い時間拘束されるので、意外と体力が必要なのです。
そのうえ、睡眠不足が原因で熱中症になれば、元も子もありません。
前日は早めの就寝を心がけましょう。

晩酌は控えめに

二日酔いの状態で気温の高いところに出かけると熱中症の危険性が高まります。
お酒を飲む習慣のある人は、バーべキュー前日のアルコールは程々にするか、お酒を飲まないように我慢しましょう。

当日の天気と気温をチェックする

前日に、テレビやインターネットなどで、気象庁の高温注意情報や環境省の暑さ指数の情報を入手しておきましょう。
事前に情報を入手しておくことにより、当日の対策ができます。
それにより、熱中症を予防しましょう。

熱中症を予防するために最適な飲み物とは?当日はこまめに水分補給を

あらゆる手段で体温調節をする

気温が高いときは、涼しい服装で参加することが大切です。
また、暑いなと思ったら、無理をしないことです。
木陰やクーラーの効いた車で休ませてもらいましょう。
時折、うちわであおいだり、水道水で身体を冷やすことも重要です。

こまめに水分補給をする

熱中症は、身体の水分と塩分が失われ、身体から熱を放出できなくなるのが原因で起こります。
よって、特に気温の高い夏場は、のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう。

最適な飲み物

熱中症の予防に効果的なのは、下記の飲み物です。
夏場は特に塩分の入った飲料水を飲みましょう。

  • スポーツドリンク
  • 麦茶
  • 塩水

これらの飲み物は、自販機で売り切れになっていることも多いので、あらかじめ用意しておくとよいでしょう。

NGな飲み物

飲んではいけない飲み物といったら大袈裟ですが、下記の飲み物には利尿作用があり、体外に水分を放出してしまうので、状況に応じて飲むのは控えましょう。

  • 緑茶
  • ウーロン茶
  • お酒(アルコール全般)
  • コーヒー

特に、お酒に関しては、酔っぱらって熱中症に気づかない場合もあるので、控えめにしておきましょう。

熱中症にならないためのグッズは何があるの?

熱中症にならないためには、事前の備えが重要になります。
備えあれば、憂いなしということで、下記の物を常備しておきましょう。

  • 帽子
  • タオル
  • 塩飴、塩分タブレット
  • ポカリスエット

スポーツドリンクの中では、熱中症予防に関しては、ポカリスエットが最適です。飲む点滴とも言われるほどで、風邪を引いたときにも活躍します。

熱中症の疑いのある人がいた場合の応急処置

明らかに様子がおかしかったり、本人からの訴えがあった場合、すぐに行動しましょう。

早めの応急処置がカギとなる

  1. 涼しい場所に移動させる
  2. 衣服を脱がせて、体温を下げる
  3. 水分と塩分を補給させる

涼しい場所に連れていき、スポーツドリンクなどで水分と塩分を補給させてあげてください。
その後も、無理はさせず、休ませておくようにしましょう。

症状が回復しない場合はすぐに救急車を呼ぶこと

応急処置でできることは限られていますし、判断が難しい時は病院に連れていくのが賢明です。
また、嘔吐や失神をしている場合、命の危険があるので、すぐに救急車を呼ぶようにしてください。

熱中症で楽しい時間を台無しにしないようにお互いに配慮を。

熱中症は、身体の水分と塩分が失われ、体外に熱を放出できなくることから引き起こされます。
気温の高いときは無理をせず、少しでも体調が優れないなと思ったら、幹事や周りの人に報告しましょう。
また、どれだけ対策をしても、熱中症になってしまうことがあるので、参加者同士で、お互いに配慮しあうことが大切です。